ビジネス 成功しているお店の話

【15日に加筆&修正】Webサイトなんてなくったって、成功するところは成功する。という話。

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僕はITというかWebが大好きです。
なぜかって、未来を感じられるから。
2002年に恵比寿にあるフットボール・パブ(フットニック)のWebサイトを作ったのが一番最初。
とにかくそれからずーっとWebが好きで、自分のお店も火鉢売るよりWebの技術に触れたくてやっていました。
そんなこともあってよくネットショップのこととか、Webのことを相談されます。
 
楽天は出た方がいい? ヤフーショッピングは?
カラーミーとBASEとSTORE どれがいい?などは好みの質問です。
WordPressをつかってECサイトやりますとか、WixとJimdo、もしくはBINDとの比較とか面白いです。
 
でもね、知ってるんです。
Webなんてなくったって成功するところは成功することを。
成功の定義は色々ですが、最初から大きな資本をかけられない前提ではなしします。
 
個人的な成功の定義は、
「何かに必要以上に追われること無く、自分の好きなことができる喜びがある。事業が、事業として持続可能なもので、人に感謝されながら、自らの生活も豊である。仕事とプライベートにかかわらず、無理の無い自然体の行動が、結果として高いレベルで最適化され、人生自体が豊になる。」
 
みたいな感じです。
少なくとも精神的に疲弊しないことが大前提ですね。僕的には。
こんな感じで個人で月商1000万円はおろか、3000万円でも、行くところは行きます。
ネットショップというカテゴリーで僕の知り合いで一番売れているところは年商15億円ですが、無理せず、我慢せず、疲弊せずに目指せるのはだいたい月商数百万円〜2〜3千万円くらいまでのような気がします。
 
で、実際に僕から見て、成功してるなっておもう会社とか、お店とか、結構あるんです。
そこは、Webよりも、右脳を使っている。そんな印象です。
 
 

日用品 インダストリアルデザイン ミリタリーグッズ 空間 調和

outbound
吉祥寺にあるお店です。
名前はラウンドアバウト。
意味は「円形交差点の一種」だそうです。
 
日用品・インダストリアルデザイン・ミリタリーグッズ・空間・調和
これは、こちらのお店で頭に浮かんだキーワードです。
 
上の画像は、Webサイトのトップです。
シンプルなトップ画面です。
SNSとか売れるための仕組みとかまったく無い感じです。
しかもWebが出来たのは数年前だと思います。
西荻〜吉祥寺界隈には、今もWebなかったりするお店は結構ありますが。
 

吉祥寺 アウトバウンドから、ラウンドアバウトへ

20数年前にアウトバウンドというお店をスタート。
場所は吉祥寺の南。1Fがタクシー会社の古い雑居ビルの2Fです。
3Fは、以前有名なマクロビのお店でした。(名前忘れちゃった。。。)
実は僕はこのアウトバウンドへ行ったこと無いのです。行くと閉まっててを繰り返して早10年(笑)
ただ、センス良い系の人たちには人気のお店でした。
口コミで。
お店は学生時代に3人で初めたと聞いています。その後、1人また1人と辞めていって、最後のこった自分が、生活もあるしやらざる得なかったらしいです。
1店目のアウトバウンドはそんなかんじでした。
もちろんWebはまだありません。
2店目のラウンドアバウトができたのは今から10年以内だと思います。
 
そのラウンドアバウトのサイト、ブログはシンプルで素敵です。
空気感が漂ってきます。
オーナーの小林さんは書籍も出されました。

あたらしい日用品 ~timeless,self-evident~

roundabout
あたらしい日用品 ~timeless,self-evident~
 

何が置いてあるの?

 
日用品です。(笑)
わっぱ曲げのお弁当箱から、マリメッコから、リッターのピーラーなどと、色々です。
実はよく見ると、いや、もしかすると他でも見かけることがあるかもしれない。
そんなモノたちが、オーナーの小林さんの見立てで並んでいる。
それがすごい。
それがいい。
理由はたぶん、インテリアデザイナーさんとかだとロジカルに説明できるのでしょう。でも、購入をするお客さんのほとんどは、ロジカルに説明なんて興味ないと思います。
感動できればそれでいい。
 
なんでいいのか、僕もよくわからない。でも、あれはアートだ。あの空間。
 

目についた良いもの、愛を捧げるものを置いている

どこにでもあるようなモノを置いてあるような書き方しましたが、決してそうじゃありません。
恐らくご自身が気に入られた、これは凄いっておもったもの。琴線に触れたものだけを扱っていると思います。
2年位前に古民家で素敵なモノづくりの人だけあつめた展覧会がありました。人もいっぱいでしたがオーナーさんいましたね。大勢の来場者にまじって。でも、やたら目立っていました。オシャレというか存在感というか。
小林さんはそこで、すごく繊細な、たしか和柄のモノ入れかなにかにご興味しめされていたようです。すごく丁寧に作家さんの説明を聞いているようでした。
 
またブログを見ると、昨年はオーストリアの職人の作る傘の受注会をやっていたようです。
なんか凄い!って思っちゃいました。 オーストリアの傘職人の傘の受注会ですよ。僕には思いも付きません!
 
このように、決してどこにでもあるものを扱っているのではなく、それこそ「売れそう」視点でモノを見ていないと思います。
 
つまり、モノ=お金 としては見ていない。
モノを通して見えるストーリーとか、人の存在。そういったものに共感できるかどうか。そこに全てがあると、私は思います。
 
というか、こんな傘あるんだ!
これは凄い欲しくなったぞ!

 
 

ラウンドアバウトのどこがそんなに凄いの? ブランドとして確立されているの?

右脳。感性じゃないですかね。
右脳、つまり感覚的な部分が自分に訴えかけるもの、それを具現化した結果がそこにある。
そういったショップは他にも色々あります。
どこも最初は小さく初めて、どこかにティッピング・ポイントとも言うべき、人に知られるきっかけがあって、そして大きくなっています。
このように、だんだんと積み重ねていった中で、自然とブランドとして確立されていったのがラウンドアバウトであり、そういった右脳系のお店です。
そう考えると、ブランディングとは自分探し? なんて思ってしまいます。
ただとにかく、がむしゃらに頑張った感じは無いわけですね。そこが僕には成功に思えたりします。
 

感覚的とは思いつきじゃない

感覚的とは、思いつきとか適当という意味ではないです。自分の中では緻密に計算されているけれど、そのフレームワークが自分の感性ベースに組み上がっている。そんな感じです。(ってどんな感じやねん)
 
普通どこかでお客様に迎合してしまうと思う。
でもあえてしない。
じゃあ自分勝手かといえばそうじゃない。
ブランディングの名著「ブランドをデザインする」にも書いてありますが、「ブランドはお客様との絆」だそうです。
それを考えると、ラウンドアバウトの中の空間は、訪れた人に驚きとか感動を与えてくれます。 僕が前に入った時も、よくわからない物があったんです。商品とは関係ないオブジェみたいなもの。で、聞いてみれば、ちゃんと丁寧に答えてくれる。そして驚く。さらに動する。
これこそ接点、絆です。
この体験だけで、この店凄い! この人すごい!って思ってしまうものです。
 
結局、ブランディングの方法を考えるのではなく、感動させることを考えたほうがいいのかもしれない。
感動がつまり接点となって、それがショップのブランドとなって行くのだと思います。
その良い具体例の1つとして、今回このラウンドアバウトを取り上げました。
 
ブランドを作り上げるフレームワークに「フォーカスRPCD」というのがあります。
最初にフォーカス => リサーチ => プランニング => コンセプト => 実行 です。
このフレームワークを使ったからといって、決してラウンダバウトみたいなお店は出来上がらないと思う。そしてこれこそが、これからのECサイト、ネットショップのあるべき姿だと思っています。
 

誰が買ってるの?

いつもいつもお店を見ているわけではありませんが、結構幅広い層の方が来店していると思います。
とはいえアート系の方は多いです。
僕は個人的に「右脳系」とか、人によっては「鍋つかみ系」とか言ったりします。(笑)
鍋つかみ系って、あまり聞いたことないと思いますが、雑貨屋さんのブームが始まりかけた頃、鍋つかみ(オーブンミトン)の展示会とかあるわけです。そうすると、白い麻のシャツに、頭おだんごの、あの独特のファッション、フランスのアニメタンタンにでてきそうな。そういう女性たちがワンサカ集まってきたんです。
この鍋つかみ系の女性たちが、初期のナチュラル系ブームを作ったと思います。
もちろんそこには、高橋みどりさんとか、堀井和子さんとか、火付け役の大御所様たちがいらっしゃるわけですが。
 
とにかくその意味ではラウンドアバウトさんの客層は、鍋つかみ系女性があつまるナチュラル系ショップではなくて、本当に客層広いと思います。
オーナーさんも男性というだけあって、男性も思いっきり惹き付けられますよ!
 
 

2015年これからのネットショップ ECサイトを考えてみる

まず自分が買いたくなるお店。
それを作ることです。
そして最初は皆、理想とするお店像があるんです。
でも、IT技術の進歩が、その視点を曇らせている気がしています。
自分を見ていてもです。
 
ついついツールとか、システムに意識が行ってしまって、何を使えば売れるのかとか考えちゃうんです。これ、スタートから斜め下すぎます。
でも、その気持も痛いほどわかる。自分もそうだから!
いざ商品の写真を撮って、掲載して、カートを付けて、あれこれ契約していると、完全に物売りの心理になります。
そこをぐっとこらえて、まずは自分の琴線に触れるお店を作る。
いや、自分で納得できるたった1枚の写真でいいから見つける。
その素敵な1枚の写真を見つけるために1商品に最低50枚くらい写真を撮ってみる。
そっからスタートじゃないですかね。
注:そのうち半分の25枚前後でもいい写真撮れるようになってきますから安心してください。ちなみに僕は長火鉢の場合は1台につき200枚以上撮影します。
撮影に必死になってくると、周りの小物やら、壁紙代わりの大きなファブリックまでこだわりだして、マリメッコにでっかい布買いに行ったりするわけですよ。
 
何やってるんだろうって思うし、一見回り道に思えますが、そこをさらにもっともっと掘っていった先にあるのが、ラウンドアバウトみたいな感動のあるお店なんだろうと思います。
 
ネットショップが珍しかった時代ならいざしらず、ここまで来るともはや使えるツールは自分の個性・感性しかないです。
 
つまり2015年、これからのネットショップに必要なのは、IT技術やWebマーケティングなどのツールではなくて、本当に真価を発揮する使えるツールは自分の個性・感性だということです。
 
ワクワクできるお店、ネットショプが増えると、絶対世の中楽しくなると思います。
吉祥寺へお越しの際は、是非ラウンドアバウト、行ってみくださいね。
 
 

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